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11. 人物情報を探す/Find Biographies: 日本語

概要

人物情報はインターネットでも得ることが出来ます。しかし学問の現場で使う為には、信頼性の高い情報源を複数確認して正確な情報を入手し、かつ入手元を明示できることが重要です。

歴史上の人物を調べる

歴史上の人物や、現在活躍している人物でも顕著な活躍をした著名人は、幅広い分野と時代を扱った「一般人名事典」や、百科事典に収録されます。

一般人名事典(日本)

  • 日本人名大事典(図書)
    新撰大人名辞典』をもとに増補改訂されたもの。
  • 日本人名大辞典(大学契約データベース【ジャパンナレッジLib】で利用可能)
    講談社日本人名大辞典』を基に作成された日本最大規模の人名事典。
  • ジャパンナレッジLib / JapanKnowledge Lib [Net Advance](大学契約データベース)
    事典や辞書を中心とした総合データベース。「日本大百科全書(ニッポニカ)」「世界大百科事典」「日本国語大辞典(日国オンライン)」「字通」「日本歴史地名大系」「国史大辞典」「ランダムハウス英和大辞典」「情報・知識imidas」「現代用語の基礎知識」「週刊エコノミスト」「会社四季報」「東洋文庫」など多数のコンテンツを利用できる。(収録コンテンツ一覧

一般人名事典(世界)

いくつかの人名事典を引いても「載っていない」という時

現代に活躍する人物を調べる

一般人名事典や百科事典は業績の定まった人物を収録するため、現代に活躍する人物の網羅性は低くなります。このような時、「人名録」「紳士録」「人名鑑」「Who’s Who」と呼ばれる現存者のみを対象とした事典や、「物故人名鑑」「Who was who」と呼ばれる近年の物故者のみを対象とした事典が有効です。

日本

  • 日本紳士録(図書)
  • 人事興信録(図書)
    日本で最も古い2つの紳士録。明治期より長年にわたり各界著名人の情報を掲載してきたが、『日本紳士録』は2007年の第80版、『人事興信録』は2009年の第45版を以て刊行が途絶えた。
  • 現代人名録(大学契約データベース【ヨミダス歴史館】で利用可能)
  • ヨミダス歴史館 / YOMIDAS REKISHIKAN [読売新聞社](大学契約データベース)
    読売新聞の記事データベース。明治7(1874)年創刊号から最新号まで1,000万件以上の記事を収録。
  • 人物データベース(大学契約データベース【朝日新聞クロスサーチ】で利用可能)
    新聞データベース内の人物情報。新聞紙上で取り上げられるような著名人を収録。
  • 朝日新聞クロスサーチ(聞蔵Ⅱビジュアル) / Asahi Shimbun Cross-Search (Kikuzo II visual)  [朝日新聞社](大学契約データベース)
    朝日新聞の記事データベース。新聞記事のほか、「AERA」(創刊号~)や「週刊朝日」(2000年4月~)「知恵蔵」「人物データベース」なども利用可能。

世界

その他各国

図書館では各国の人名録も所蔵しています。Who's WhoやWho was Who等のキーワードでWINEを検索してみてください。

  • Who's Who(イギリス)(図書)
    1849年より続く英国の人名録。司法関係者、公務員、政治家、著名な文化人、スポーツ選手などが調査可能。姉妹編の『Who was Who』では、物故者も調査可能。
  • Canadian who's who(カナダ)(図書)

  • Wer ist Wer(ドイツ)(図書)

専門分野に応じた人物を調べる

一般人名事典や人名録に掲載されなくても、各専門分野で業績を残している場合は多く存在します。例えば以下のような、専門分野ごとの情報源の調査が有効です。

人名事典・データベース

  • researchmap [科学技術振興機構](一般Webサイト)
    研究者の情報。基になった書籍『研究者・研究課題総覧』から発展し、現在も幅広く情報を収録。「研究者をさがす」タブから検索可能。
  • 日経WHO'S WHO(大学契約データベース【日経テレコン21】で利用可能)
    企業の役員や、政・財・官界人の人事情報をメニューの「人事検索」から利用可。
    他の大学契約データベースでも同様の情報が得られるものがあるので、リサーチNAVI「企業情報を探す(国内編)」も参照。
  • 日経テレコン21 / Nikkei Telecom21 [日本経済新聞社](大学契約データベース)
    日本経済新聞社が提供する、企業、財務、信用、人事情報などを含んだデータべース。

専門事典・年鑑・便覧

「人名事典」でなくても、分野ごとの専門事典・年鑑・便覧で人物情報を得られる場合があります。以下は一例です。

  • 日本近代文学大事典(図書)
    日本近代文学の必携事典。第1巻~第3巻が「人名編」。
  • 美術年鑑(図書)
    現代日本美術作家の名鑑を掲載。
  • Contemporary Authors(大学契約データベース【Gale Literature Resource Center】で利用可能)
    現代の影響力のある作家、詩人、劇作家、ジャーナリスト、脚本家の情報を収録するデータベース。
  • Gale Literature Resource Center [Gale Cengage Learning](大学契約データベース)
    文学研究の総合データベース。あらゆる分野・時代・地域にわたる作家の人物情報、作品の概要や評論を含む。Gale Groupのレファレンス資料を一括検索。

伝記などの人物文献で調べる

特定の人物について、より深い情報を調べる時や、人名事典に載っていない場合には、伝記、評論、研究書、回顧録、年譜などといった「人物文献」での調査が有効です。

人物文献を探すためのツールには以下のようなものがあります。

各種人物文献目録

  • 日本人物文献目録(図書)
    明治初年から1966年末までの人物文献を収録。
  • 年刊人物文献目録(図書)
    1980年以降、継続的に刊行されている人物文献目録。日本人編、外国人編がある。
  • 伝記・評伝全情報(図書)
  • 1945年以降の伝記・評伝を網羅した文献目録。日本・東洋編、西洋編がある。
  • Biographical books(図書)
    人名ごとに伝記・評伝が調べられる文献目録。第1巻で1876~1949年、第2巻で1950~1980年の刊行物を収録。

WINEの検索

例えば詳細検索から、検索項目を「主題」に指定して姓名を入れて検索すると、「その人について書かれた本」を探す事ができます。
▼高田早苗を検索した例▼

どのような人名事典・情報源があるかを調べる