人物情報はインターネットでも得ることが出来ます。しかし学問の現場で使う為には、信頼性の高い情報源を複数確認して正確な情報を入手し、かつ入手元を明示できることが重要です。
歴史上の人物や、現在活躍している人物でも顕著な活躍をした著名人は、幅広い分野と時代を扱った「一般人名事典」や、百科事典に収録されます。
一般人名事典や百科事典は業績の定まった人物を収録するため、現代に活躍する人物の網羅性は低くなります。このような時、「人名録」「紳士録」「人名鑑」「Who’s Who」と呼ばれる現存者のみを対象とした事典や、「物故人名鑑」「Who was who」と呼ばれる近年の物故者のみを対象とした事典が有効です。
図書館では各国の人名録も所蔵しています。Who's WhoやWho was Who等のキーワードでWINEを検索してみてください。
Canadian who's who(カナダ)(図書)
Wer ist Wer(ドイツ)(図書)
一般人名事典や人名録に掲載されなくても、各専門分野で業績を残している場合は多く存在します。例えば以下のような、専門分野ごとの情報源の調査が有効です。
「人名事典」でなくても、分野ごとの専門事典・年鑑・便覧で人物情報を得られる場合があります。以下は一例です。
特定の人物について、より深い情報を調べる時や、人名事典に載っていない場合には、伝記、評論、研究書、回顧録、年譜などといった「人物文献」での調査が有効です。
人物文献を探すためのツールには以下のようなものがあります。
例えば詳細検索から、検索項目を「主題」に指定して姓名を入れて検索すると、「その人について書かれた本」を探す事ができます。
▼高田早苗を検索した例▼