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江戸時代後期、1800年から1816年までの17年間にかけ、伊能忠敬がわが国で初めて日本全土を測量し、「伊能図」と呼ばれる詳細な地図を作成しました。 本サイト「WEB版デジタル伊能図」は、「デジタル伊能図」(DVD版)を元に、伊能忠敬没後200年を記念してインターネットを介し利用できるようにしたものです。
▶伊能図の基本図である大図214枚および「江戸府内図」2枚をGIS(地理情報システム)で完全デジタル化
▶地図上に、測量した街道や海岸線、宿泊地、全地名(村名・郡名・国名・寺社名・城郭・自然地名等)を表示
▶国宝である測量日記をデジタル化、書き下し文をテキスト化
これらによって、伊能図と国土地理院の標準地図など5種類の地図とを重ねて見ることを可能にしました。さらに、旧地名や現在の地名、宿泊地、日付から地図や測量日記本文を検索することができます。
これらを利用し海岸線や地形、街道と現在の主要道、町村名などの変化を知ることができ、歴史地理学のみならず建築、土木、測量、環境、防災、都市計画など様々な分野に役立つものと考えます。日記と地図を合わせ見て、旅の行程、往時の状況、測量の苦労などを実感することもできます。
株式会社河出書房新社/東京カートグラフィック株式会社
「デジタル伊能図」は以下のデータで構成されています。
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教育・総合科学学術院